VOICE 咳止めアロマ
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咳止めアロマ
この夏は夏風邪をひいてしまい、毎日吐きそうになるほど咳がでて困っていました。
あることを思い出して試してみたら、あんなにひどかった咳が一気に楽になりました。
精油を熱いお湯がはいったマグカップに2、3滴いれ湯気と一緒に吸い込む「吸入」という方法です。
※精油の成分が目の粘膜を刺激するので必ず目をつぶってくださいね。
鼻や喉の粘膜や肺の毛細血管から、精油成分が体内に取り込まれるので、鼻や喉の不調の時にお薦めの方法です。
蒸気で咳き込むこともあるので、ゆっくりと吸い込んでくださいね。温度を低くしてもあまり咳き込む場合は塗布にしてください。
喉が腫れたり痰や咳がでるのは、体が細菌と戦っている状態です。
むやみに咳を止めることがいいのではなく、抗菌、抗ウイルス、免疫強化作用のある精油をつかって、体の自然治癒力をサポートしてあげるのがいいと思います。
出しきれない痰が残っていると新たな細菌やウイルスの温床となるので、痰を排出する作用のある精油がお薦めです。
ですので、すぐに咳がピタリと止まる訳ではありませんが、薬で無理に咳を止めるよりも、早く回復に向かうと思います。
【お薦めの精油】
サイプレス、シダーウッド・ヴァージニア、ジンジャー、ユーカリ・ラディアタ、フランキンセンス、ヒソップ匍匐(ほふく)
以上の中から3種類くらい選び熱いお湯のはいったマグカップに3滴ほどいれて吸い込んでください。
※どれで効果がでるかは個人差があるので効果がみられない場合は精油を変えてみてくださいね。
サイプレス
サイプレスに含まれるδ-3-カレンには鎮咳作用があります。
δ-3-カレンはモノテルペン炭化水素類の成分です。
抗炎症作用があり交感神経を刺激する働きがあるので気管を広げるといわれています。
シダーウッド・ヴァージニア
シダーウッド・アトラスではなくヴァージニアに多く含まれるセドロールやα-セドレンやβ-セドレンに鎮咳作用があるようです。
ジンジャー
ジンジャーに含まれるβ-フェランドレンにも鎮咳作用があります。
ユーカリ・ラディアタ
ユーカリ・ラディアタに含まれる1.8シネオールは免疫力をアップして自然治癒力を高めてくれるといわれています。
また、炎症も抑えて気管支粘膜を保護する、ムチンという物質をつくる細胞を活性化し、咳の原因になる痰や過剰な粘液を排出する作用もあります。
α-テルピネオールには、抗アレルギー、抗喘息鎮咳、去痰、鎮咳があります。
ですので、同じように1.8シネオールとα-テルピネオールを含むラヴィンツァラもお薦めです。
フランキンセンス
フランキンセンスも気管支の線毛運動を正常にしてくれ、過剰な粘液を排出する作用があるのでお薦めです。
ヒソップ匍匐(ほふく)
ヒソップ匍匐はリナロールオキサイトを多く含み、交感神経を優勢にし気管支を拡張する作用があるのでお薦めです。
※喉にジェルを塗布するのもお薦めです。
【お薦めブレンド】
サイプレス、シダーウッド・ヴァージニア
ジンジャー、ヒソップ匍匐 各2滴
ジェル20mlに混ぜて
1日数回、喉に塗布する。
※アロマテラピーは医療ではありません。
効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください